法人で働くことのメリット 司法書士法人花沢事務所 司法書士 永井悠一朗

平成30年3月1日 コラム

法人で働くことのメリット

司法書士法人花沢事務所
司法書士 永井悠一朗

・私が法人を選んだ理由
私は司法書士試験に合格後、弊法人に入所し、現在に至っております。私が法人を選んだ理由、それは「経験」です。法人という規模ならではの、数ある案件に肌で触れたいとの思いから、法人を希望しました。
私は入所後、3つの拠点に身を置き、それぞれの拠点がメインとしている業務を中心に、様々な人と出会い、多くを経験することが出来ました。

・法人はノウハウの宝庫
法人の多くは、大小あれど様々な分野に取り組み、様々な部署を配置し、様々な人材を有しています。
これにより私たちは、個人の力では及ばない膨大な情報を、目で見て、肌で触れることができます。
これまで受験勉強をされてきた方にとっては、その身につけた知識を如何にして現場で使いこなすか、世の中に還元するかを学ぶ場として、法人という形態が最適であると思います。
何よりも、法人が膨大な案件を扱う一方で、一個人が携わることのできる案件は程度が知れていると言わざるを得ません。
しかしながら、その法人に属することで、多くの案件について情報にアクセスし、自らの力とすることができます。

・人との出会い
法人では、多くの仲間との出会いがあります。法人という枠の中での出会いでは、互いの目指す司法書士像を知り、意見を交換し、チームワークを学び、何より司法書士の仕事に対して充実感を得ることができます。チームを組んで大きな案件を成し遂げたとき、真にお客様へ利益を与えることができたときは、この上ない達成感があるものです。
また、法人に属することで、外部の方との貴重な出会いもあります。司法書士法人間でのプロジェクトや、他士業間や異業種間で情報交換をする場面もあります。多くの方との出会いを通じて、生の情報に触れ、自らの糧とすることができます。

・能力開発の場
法人の中には一定の組織があります。故に、それぞれの業務には法人毎のプロセスが確立されており、無駄がありません。そんな中で、仲間と共に新たな分野について研究、試行し、自分の強みを作り出すことができるのも、法人のメリットではないでしょうか。自ら磨いたスキルで、依頼人の悩みを解決できることは何よりの喜びでもあります。さらには、司法書士業界でも先進的な分野へ積極的に取り組み、あるいは牽引するような司法書士を目指すこともできます。

・終わりに
将来、どんな分野を専門にするべきか、分野を問わない街の法律家を目指すべきか、誰と仕事をしたいか、そもそも誰のための仕事をしたいか…。それは様々な情報の中で、沢山の仲間と共に切磋琢磨する事で、見出すことができるものだと思います。これこそが、法人で働くことのメリットであると考えます。